デュファストン?




デュファストンとは、不妊治療などに用いられる薬です。

ここでは、デュファストンの作用(効果)・副作用や
妊娠・生理・出血との関係、購入の方法などを
詳しく、わかりやすく解説しています。



デュファストンとは?

デュファストンは不妊症の治療で使用される薬です。
プロゲステロンという黄体ホルモンを補う為の薬で、
着床しやすい状態にしてくれます。

※黄体ホルモンとは?
月経の終わりかけ、妊娠中の胎盤。
黄体から分泌されるホルモンで、
受精卵の着床をスムーズにしてくれます。
排卵して14日程度で急激に減り、その後に生理が始まります。
つまり黄体ホルモンとは、妊娠維持の為のホルモンです。


⇒デュファストンとは?

作用と効果

・不妊症の改善
・機能性子宮出血の改善
・子宮内膜症の改善
・月経困難症の改善
・月経周期異常の改善
・無月経の改善
・習慣性流早産を防止
・切迫流早産を防止


デュファストンは妊娠しやすい体環境を整える
(乳腺を発達させる・子宮の緊張を抑える)為の薬なんですが、
体温を上げる作用は持っていません。


⇒作用と効果

副作用

・男子胎児の女性化(妊娠初期の服用)
・女子胎児の外性器男性化(妊娠初期の服用)
・先天異常児出産の可能性(妊娠初期の服用)
・血栓症(血栓静脈炎・腸間膜血栓症・脳梗塞・網膜血栓症・肺塞栓症・心筋梗塞など)
・うっ血性心不全
・乳頭水腫
・複視
・眼球突出
・視力低下
・血管浮腫
・呼吸困難
・全身潮紅


以下は比較的よく見られる副作用です。
・下痢
・食欲不振
・腹部膨満感
・体重増加
・ニキビ
・脱毛
・嘔吐
・強い眠気
・子宮出血など。



デュファストンの副作用の中には、見過ごしてしまったり、
他の病気の原因とも思える症状もあったりしますので
重大な症状でない限りついついそのままにしてしまいます。


⇒副作用

デュファストンと基礎体温

排卵後には通常体温が上がっていくのですが、
黄体ホルモンが不足していると体温上昇が見られません。
また、基礎体温で言うところの高温期がとても短いんですね。

デュファストンはこういった状態を改善するためのものです。
合成の黄体ホルモンだと思ってください。

デュファストン自体には体温を上げる作用はありません。
あくまで自身の黄体ホルモンの補助的役割を果たすだけの働きとなっています。

もしデュファストンを服用したお陰で
自身の黄体ホルモンの力が上がれば、これに伴って体温も上昇します。

しかし、自身の黄体ホルモンの力がどんなに頑張っても低下してくれば、
それに伴って体温も下がってしまいます。


⇒デュファストンと基礎体温

デュファストンと妊娠検査薬

デュファストンは不妊治療に使用される薬なので、
服用中に妊娠検査薬を試してみる方が多いのです。

ここで心配になるのが
デュファストンが妊娠の反応に与える影響なんですが、
デュファストンは妊娠反応にまったく影響を与えません。

ですから安心して検査薬を使用することができます。


⇒デュファストンと妊娠検査薬

デュファストンと生理の遅れ

デュファストンを服用後、
「生理が来ない」「生理の量が少ない」「生理が遅れる」といった
悩みを抱えている女性がとても多いようです。

デュファストンというのは黄体ホルモンの補助剤です。
それを服用するということは、
人工的に女性ホルモンを体内に入れるということになりますから
いろんな体調の変化があって当然なんですね。

ですから生理が遅れたり生理の量が少なくなったりする。
これはよくあることですから深刻に心配する必要はありません。


ただ、どうしても心配だ、という方は
デュファストンを処方してもらった病院を再受診して医師に尋ねてみるといいでしょう。


⇒デュファストンと生理の遅れ

デュファストンと出血

着床出血とは子宮に受精卵が着床した時に見られる出血のことを言います。
精子は着床する時に子宮内膜を傷つけてしまうことがあります。

この時に出るのが着床出血なのですが、
生理の時に見られる出血と違って微量でしかありません。

デュファストンは不妊治療に使われている薬でもありますので、
もし妊娠を希望している人に着床出血が見られたのであればこれは喜ばしい出血と言えるでしょう。


⇒デュファストンと出血

デュファストンと生理痛・腹痛

デュファストンは比較的副作用が少ない薬だとは言われていますが、
個人によっていろんな副作用が出ることがわかっています。

・胸のハリ
・吐き気
・偏頭痛
・眠気
・めまい
・食欲不振など


なかには脱毛する方もいますし子宮出血する方もいます。

もしデュファストンの高用量製剤を服用した場合、
脳梗塞や眼球突出、呼吸困難などの重大な副作用が出る方もいます。

可能性として、妊娠初期にデュファストンを服用した場合には胎児にも影響が現れることもあります。
男の子であれば体が女性化したり、
女の子であればその反対の現象が起こります。

うつや心疾患、癲癇の症状が出ている方などは
デュファストンを服用する場合には医師に相談してからになります。

また、肝疾患や血管性疾患、不正な性器出血が認められる方は
絶対に服用してはいけないことになっています。



黄体機能不全や生理不順で困りインターネットで調べて
個人輸入の業者さんからデュファストンを購入する方が多数いるようですが、
時には想像以上のリスクが伴う薬でもあります。

ですから、やはり医師相談した上で個人に合った服用をしていきましょう。


⇒デュファストンと生理痛・腹痛

妊娠初期にデュファストンを処方

妊娠初期から中期にかけてデュファストンを服用した場合、以下の副作用の報告があります。

・男子胎児の女性化
・女子胎児の外性器の男性化
・先天異常児が生まれる場合がある


もちろん妊娠初期に医師から処方されて服用するのですから、
上記のようなリスクがないと判断した上での医師の処方です。

ですから通常は心配することはありません。

ただ、先天異常児が生まれてしまうことと
黄体ホルモンの関係がはっきりと解明されていない状況ですから、
前述したリスクが発生する可能性がゼロではないことを心に留めておきましょう。


⇒妊娠初期にデュファストンを処方

デュファストンの購入方法

デュファストンは病院で処方されます。
しかし、不妊治療を行っていて
黄体機能不全の心配がない場合処方されないこともあります。

また生理不順や流産・早産を防止する為に
使用する際ももちろん医師の判断になります。

国内でデュファストンを服用する場合には、
医師の処方が必要です。

もし病院を受診せずに購入する場合は
海外から代行輸入を行っている個人の業者から
購入することになりますが、
副作用があっても自己責任となりますので注意しましょう。


⇒デュファストンの購入方法

クロミッドでの不妊治療

クロミッドは不妊症治療において最初に使われる治療薬です。
もちろん投与されるのは、内分泌的な理由など問題となる症状が無い場合に限ります。

クロミッドは脳下垂体前葉に作用して、ゴナドトロピンという性腺刺激ホルモンを分泌します。
これにより排卵が促されて妊娠しやすい環境をつくります。

クロミッドを飲み始めるのは月経周期の3〜5日です。
それから5日間服用します。

クロミッドの副作用として、
・多胎妊娠
・下腹部痛
・発疹
・目のかすみ
・尿の量が増加する
・精神不安
・長期使用で子宮頚管粘液が減少し、子宮内膜が薄くなる為妊娠しづらくなる
・卵巣腫瘍のリスクが高まる
・静脈血栓症及び脳梗塞を発症するリスクがある
・悪心
・食欲不振
・精神の変調
・口が乾く


上記のような副作用が見られることがあります。
もしクロミッドを服用して発疹などのアレルギー症状が出た場合には
すぐに服用を止めて主治医に相談をしてください。


⇒クロミッドでの不妊治療



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